−植木鉢を利用した簡易生ゴミ処理−

ベランダでできる生ゴミ処理

電力や動力を使わないで手軽にできる経済的な生ゴミ処理法があります。トロ箱、木箱、植木鉢などを処理容器として利用する生ゴミ処理法です。一般家庭の日当りのよい庭先やベランダなどで簡単に行うことができます。
ここでは植木鉢を用いる生ゴミ処理法を紹介したいと思います。
毎日出る厨芥の処理や堆肥作りに活かしてみませんか!

1.植木鉢処理の概要と特徴

・園芸土を入れたプラスチック製植木鉢で生ゴミ処理
処理容器としてプラスチック製植木鉢、分解基材として園芸土を使います。プラスチック製植木鉢は軽くて物理的強度に優れている利点があります。処理量や保温効果を高めるためにはできる限り大きい(深い)容器が望ましいですが、作業するときの重さを考えると12号鉢(14L〜20L)が適当と思われます。市販の園芸土の中には微生物が10億個/g程度含まれており、これが生ゴミの分解に働きます。
・太陽光と自然風を利用した正にエコロジー的処理法
直射日光を容器に当てて保温し、自然光により容器内の水分の蒸散を促すことによって生ゴミ分解・減量を行います。できる限り直射日光が当たることが望ましいですが、日射時間が一日3時間以上あれば大丈夫です。逆に日光が当たらないところでは、この方法は使えません。また、冬期に日中の最高気温が0℃を越えない場合も適用が難しいです。
・動力は人間の手
植木鉢の中身は人間の手(スコップ)でかき混ぜます。
毎日出る生ゴミの処理に対応
一度だけ生ゴミを容器に詰めて堆肥になるのを待つ、という方法ではなく、毎日生ゴミを入れて処理することができます。
経済性と柔軟性
生ゴミ処理器の材料はすべてホームセンターなどで売られているものを使います。一基あたりの材料費は2,000円程度です。生ゴミを入れないときは放置しておけばよい、処理を止めたくなったら植木鉢本来の使い方に戻せばよい、などの手軽さもあります。

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