−植木鉢を利用した簡易生ゴミ処理−

4.使い方

図5参照

(1)中心の土を取り除く
スコップを使って植木鉢の中心の園芸土を5〜6杯分とり、チリ取りなどにとっておきます。
(2)生ゴミを入れる
園芸土を取り除いた後の穴の部分に生ゴミを入れます。
(3)かき混ぜる
入れたゴミをスコップの先端を使ってできる限り細かく刻みながら、園芸土といっしょにまんべんなくかき混ぜます(生ゴミが一カ所に固まらないようにするのがコツ!)。
(4)土を被せる
予め取り除いておいた園芸土を植木鉢の表面に均等になるように戻します。最後にメッシュの蓋をします。
(5)日当りのよいところに放置

これで作業終了です。
この作業手順を新しい生ゴミを入れる毎に繰り返します。

5.運転・管理上の注意点

・生ゴミの調整と投入量
生ゴミは処理器に入れる前にできる限り水切りをしておきます(台所の三角コーナーで水切りする程度)。大きいもの、固いもの(キャベツ、トウモロコシの皮、ブロッコリーの茎など)は包丁などで小さくします。1基あたりに入れることのできる生ゴミ量(水切りした状態)は以下の通りです。
0.3 kg/ 日(夏期)、0.2 kg/ 日(冬期)1日数回に分けて入れることも可。
・ならし運転
処理器は安定するまで最低でも2〜3週間かかります。したがって、この期間に達するまでは上の量の半分に投入量を減らしてならし運転します。また、ならし運転の期間は夜間半透明のポリ袋を被せておきます。翌日ポリ袋の内側にたっぷりの水滴(垂れるくらいに)がついていれば、通常の投入量にしてもOKです。
・かき混ぜる操作について
基本的に生ゴミを入れるときにかき混ぜればOKですが、入れないときでも時々かき混ぜると分解が速くなります。
・雨天時の処理
生ゴミ処理は発生する水の蒸散によってその減量効果が高まります。したがって、雨天時における雨の降込みは大敵です。雨の降込みは悪臭発生の原因にもなります。雨天時にはポリ袋を被せる、あるいは容器を簡易温室内に置くなどの対策をとります。
・厳冬期の処理
寒い時期は分解効率が落ちます。この対策として夜から朝方にかけて容器にポリ袋を被せます。これで保温効果を少し高めることができます。
・処理可能な生ゴミ
基本的に食べられるものであれば何でもOKです。鳥の骨、卵の殻、貝殻、カボチャの種など固いものも入れてかまいませんが、大部分は分解されないで残ります。

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