−植木鉢を利用した簡易生ゴミ処理−
実際の植木鉢処理器の外観や物理的データ
運転中の植木鉢処理器の様子です。現在3基を動かしています。運転を始めてから20年以上になります。植木鉢の下にあるのは2次処理に使っているコンテナーです。月一回、植木鉢に溜まった処理物の一部をコンテナーに移し、熟成させています。
図8.植木鉢処理器による生ゴミ減量率の周年変化
(1998〜2005年の平均値±標準偏差データ)
使用した植木鉢処理器:12号鉢3基
8年間の生ゴミ処理量:1,840 kg(230 kg/ 年)
図9.気温と植木鉢処理器内中心温度の周年変化(1998〜2005年の平均データ)
参考文献
1.平石明:植木鉢と園芸土を用いた生物学的簡易生ゴミ処理.生物工学会誌 77(12),493-500 (1999).
2.平石明:植木鉢を利用した家庭生ゴミのコンポスト化処理に及ぼす天候およびその他の環境要因の影響.生物工学会誌 78(8),301-310(2000).
3.平石明:シマミミズEisenia fetidaを利用した家庭生ゴミ処理−減量能力の評価および微生物群集の解析.生物工学会誌 80(7),283-290(2002).
4.Narihiro, T. and Hiraishi, A.:Microbiology of fed-batch composting. Microbes Environ. 20(1), 1-13(2005).