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細胞への遺伝子導入の革新的新法
「液滴エレクトロポレーション」の開発






本装置による蛍光タンパク質コード遺伝子の複数種同時導入(HEK293)


液滴エレクトロポレーションによる哺乳類細胞への形質導入

 当研究室では、液滴エレクトロポレーションという、革新的な細胞への遺伝子導入法を開発した。絶縁体の油中の細胞と外来性DNAを封入した数マイクロリットルの液滴に直流電界を印加すると、油中の電極間を液滴が往復運動する。電極の接触時の電荷の反転時や、短絡現象が生じる間に、微量な電流が印加され、DNAが細胞膜内に導入され、細胞の生理機能が変化する。この技術は、使用する細胞やDNA量を大幅に削減可能であり、細胞への毒性が低く、ハイスループットのスクリーニングが可能である、この技術を用いて、iPS細胞の量産化やマルチ遺伝子改変など医学にも革新をもたらすことができる。




主な業績
Novel Parallelized Electroporation by Electrostatic Manipulation of a Water-in-Oil Droplet as a Microreactor.
Kurita H, Takahashi S, Asada A, Matsuo M, Kishikawa K, Mizuno A, Numano R.PLoS One. 2015 Dec 9;10(12):e0144254.
DOI: 10.1371/journal.pone.0144254

Fundamental study on agenetransfectionmethodologyfor mammalian cellsusingwater-in-oildropletdeformationinaDC electric field
Kurita H, Takao Y, Kishikawa K, Takashima K, Numano R, Mizuno A.Biochemistry andBiophysicsReports, 2016,8,p81–88
DOI:10.1016/j.bbrep.2016.08.001

キーワード
液滴、エレクトロポレーション、形質導入、iPS細胞の量産化

このテーマに詳しい学生
篠﨑 竜登
土井 健斗
七戸 陽


研究概要
液滴エレポ
神経回路探索
概日リズム制御
豊橋プローブ
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