研究内容の紹介


燃焼・大気化学反応機構の解明

 燃焼は、物質の酸化により発熱・発光を伴う化学反応です。ラジカル反応を中心とした、燃焼場での重要な素反応をターゲットにして、原子や分子(ラジカル)を直接検出し、反応機構を解明します。
 また燃焼はもとより、人為的活動に伴い大気中に排出される様々な物質が地球環境に与える影響も、大気中の化学反応機構を理解する事で初めて明らかになります。大気中での重要な素反応に関わる様々なラジカル種を実験的に生成し、その反応機構を解明します。

燃焼系や環境汚染物質の反応論的制御

 反応機構が明らかになれば、反応の性質を利用して物質の生成・消滅を制御することが可能になります。例えば、従来は用いられにくかった燃料や、従来技術で は難しかった汚染物質の除去においても、反応の制御により利用可能になる可能性があります。このように、化学反応をベースにした新しい方法論による物質制 御技術を提案し、その開発を行います。

新しい物理化学的手法の開発による化学反応の探究

 化学反応の研究は、新たな実験手法・物質検出手法の登場と共に大きな発展を遂げてきました。従って、研究の飛躍的推進には常に新たな手法の開発が求められ ます。レーザーを利用した新しいラジカル検出手法・未知のラジカルスペクトルの開拓をはじめ、従来技術の改良・高感度化、複数装置の組み合わせによる高精 度化、新規の実験装置開発などを行います。